芝原生活文化研究所 阿波木偶箱廻しを復活する会  このページは「阿波木偶箱廻しを復活する会」のホームページです。徳島の芸能、「箱廻し」の復活や伝承などの取り組みの一部を紹介しています。
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箱廻しとは
 阿波木偶「箱廻し」

 徳島の人形浄瑠璃芝居は、幕末から明治にかけ全盛期を迎えました。箱廻しは、芝居小屋や農村舞台で演じられた『絵本太功記』や『傾城阿波の鳴門』などの人気外題を路傍で簡易に演じた大道芸です。

 箱廻し芸人は、2人か3人が一組になり、ふたつの木箱に数体の木偶を入れ、天秤棒で担いで全国を移動し稼ぎました。数体の木偶を一人で操りながら浄瑠璃を語ります。
 
 全国の農山村に阿淡系の木偶文化を運び、各地の人形芝居に大きな影響をあたえました。また、箱廻しの来村がきっかけで人形芝居を始めたという例もあります。

 ひとびとに親しまれた「箱廻し」は、昭和初期に街角から姿を消しました。


箱廻しによる「三番叟まわし」『三番叟まわし』門付けに使った木偶
門付けに使った木偶
箱廻し「傾城阿波の鳴門」
箱廻し「傾城阿波の鳴門」

箱廻し「絵本太功記」
箱廻し「絵本太功記」












箱廻しによる「えびす」『えびす』
千歳(せんざい)
千歳(せんざい)

翁(おきな)
翁(おきな)


 阿波木偶「三番叟まわし」

 祝福芸といえば、「太神楽(獅子舞)」「万歳」「春駒」「恵比寿・大黒舞」が全国的に有名ですが、四国の代表的な祝福芸は「三番叟まわし」です。ふたつの木箱に三番叟(千歳・翁・三番叟)とえびすの四体の木偶を入れ、木偶遣いと鼓打ちの二人が家々を門付けしました。

 三番叟とえびすが「五穀豊穣」「無病息災」「家内安全」や「商売繁盛」を予祝し、新年を迎えた人びとに明るい展望と生きる勇気を与えました。

 「三番叟まわし」芸人の存在は、公文書をひもとくと1700年代はじめまでさかのぼれます。江戸期以前から淡路や徳島ではぐくまれたと考えられています。

 徳島県の正月儀礼として永く定着した「三番叟まわし」は、香川県や愛媛県の正月にも無くてはならない文化となりました。しかし、1960年代にはその姿をほとんど見ることができなくなりました。 
三番叟(さんばそう)
三番叟(さんばそう)

えびす
えびす
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